Microsoft Officeのアプリケーション(Word、PowerPoint、Excel、Outlook)との既存のiManageインテグレーションと同様に、iManage10.9.0はMicrosoft Visio(2016以降)およびMicrosoft Project(2016以降)にもインテグレーションが拡大されています。アプリケーションにはiManageリボンが追加されており、バックステージビューでiManageオプションが利用可能です。ユーザは以下のような作業を行うことができます:

  • iManage Open(Ctrl+O)閲覧のみを開く、コピーとして開く。
  • iManage Save(Ctrl+S)、保存して同期、新規バージョンとして保存、PDFとして保存。
  • MS Projectでバックステージビュー内からiManage Open、名前を付けて保存、新規バージョン。
  • Visioのバックステージビュー内からiManage Open。
  • ファイルを閉じる・終了の時点で変更を確認。
  • 添付ファイル、iManageリンク、PDF・XPS添付ファイルとしてiManage文書をコピーとして送信。
  • 右側のタスク枠からiManageファイルのプロパティ、バージョン、タイムラインを表示。
  • オンラインモードでオフラインで変更されたファイルを表示。
  • ハイパーリンクとしてiManageファイルを挿入したり、VisioでiManage画像を描画に挿入。
  • 情報タブで変換を選択することで、iManage 2003-2010の描画(.vsd)、Visio 2003-2010のテンプレート(.vst)および2003-2010ステンシル(*.vss)を新しい形式(.vsdx.vstxおよび.vssx)に変換。
  • MS Projectでファイルを閉じるか保存する際、最新の形式で古いファイルを保存するように表示されます。ユーザは現在の形式を維持するか、最近の形式で保存するか選択できます。
  • スマート文書機能に対応しているMicrosoft Visioのファイル形式は以下の通りです:

    • VSDX
    • VSSX
    • VSTX
    • VSDM
    • VSSM
    • VSTM

NOTE:

Microsoft ProjectおよびVisioとの統合の限界は以下の通りです:

  • 共同作業および比較機能は利用できません。
  • 現在の文書のキャプションの変更に対応していない、キャプションにはファイル名しか表示されません。
  • ActiveModeで新しい文書を閉じる際、iManageにファイルを保存するません。

Microsoft Projectとの統合の限界は以下の通りです:

  • PowerPointのように、新規バージョンとして文書が保存された後、最近使用した(MRU)一覧から過去のバージョンを削除することはできません。過去のバージョンはローカルディレクトリから削除されます。
  • MS Projectは一部のアクティブモードしか対応できません:ファイルを開く(Ctrl+O)およびファイルを保存(Ctrl+S)。空白のプロジェクトを開いたとしてもProjectの保存済みフラグはファイルを開いた後は常にfalseなので、ファイルを開くとファイルを保存はimWorkOptions.xml-のPassiveMode設定に従うことになります。

    iManageがアクティブモードに対応していてユーザに変更を保存するように表示してユーザがいいえをクリックした場合、MS Projectは再確認します。

Microsoft Visioとの統合の限界は以下の通りです:

  • Visioはタスク枠に対応していないため、オフラインファイルを同期するパネルはアクティブな文書でしか表示・ドックすることはできません。
  • Visioでは印刷に関するイベントは利用不可、ファイル印刷履歴をログすることはできません。
  • ホームタブは最初からiManageリボンオプションが含まれていません。