従来、Adobe Acrobatアプリケーションをプロテクトモードで実行している場合、「iManage Work」に保存されたPDFファイルを変更するには、プロテクトを無効にする必要がありました。

バージョン10.7.0以降では、imWorkOptions.xmlファイルに対してAdobeIntegratedAdobeReaderIntegratedの2つの新しい設定できます。これらの設定のデフォルト値はYです。Nに設定すると、iManage WorkプラグインはAdobe Acrobat Reader(32ビットのみ)およびAdobe Acrobat Standard/Pro DC(64ビットおよび32ビット)アプリケーションに追加されません。これらの設定の詳細については、管理者にお問い合わせになるか、「iManage Work Desktop for Windows Customization Guide」 のimWorkOptions.xmlのセクションを参照してください

Adobe Acrobatアプリケーションで保護モードが有効な場合、「iManage Work Desktop for Windows 」は非統合モードとなります。しかし、これらのアプリケーションを使用して「iManage Work」に保存されたPDFファイルをチェックアウトして変更すると、ファイルを閉じたときにすべての変更内容が「iManage Work」にチェックインされます。これらのアプリケーションで保護モードを無効にする必要はなくなりました。

Adobe Acrobat DC ReaderとAdobe Acrobat Standard/Proを非統合モードで使用する場合、「iManage Work Agent」がファイルのチェックインとチェックアウトプロセスを処理し、タイムラインエントリーにその情報を反映します。しかし、コンピューター上で「iManage Drive」を実行している場合、Adobe Acrobat DC ReaderおよびAdobe Acrobat Pro DCを非統合モードで使用すると、「iManage Drive」がチェックインとチェックアウトに処理を行い、タイムラインエントリーにこの情報が表示されます。

NOTE:

  • 64ビット版Adobe Acrobat DC Readerは、非統合モードにのみ対応しています。設定ファイル imWorkOptions.xml 保護モードを無効にし、AdobeReaderIntegrated を Y に設定しても、64ビット版 Adobe Acrobat DC Reader に 「iManage Wok」プラグインをインストールすることはできません。ただし、64ビット版Adobe Acrobat DC Readerを使用して「iManage Work」に保存されたPDFファイルに変更を加えると、PDFファイルを閉じる際にそれらの変更が「iManage Work」にチェックインされます。
  • Protectedモードが有効である限り、「 iManage Work Desktop for Windows」は常に非統合モードで機能します。
  • バージョン10.8.0以降、Adobe Acrobat Standard/Pro 2017のサポートは非推奨となります。

統合モードと非統合モードでサポートされるAdobe Acrobatアプリケーションについては、次の表を参照してください:

IMPORTANT:

iManageでは、Microsoftの推奨に従いパフォーマンス向上のために、 Micosoft の64ビット版を使用することを強く推奨しています。

表:統合モードと非統合モードで利用できるAdobe Acrobatアプリケーション

Adobeアプリケーション

ビット数

Adobeアプリケーションのプロテクトモード

「 iManage Work Desktop for Windows 」の設定

統合モード

  • Adobe DC Reader

32ビット

有効

AdobeReaderIntegration = YまたはN

非統合

32ビット

無効

AdobeReaderIntegration = N

非統合

32ビット

無効

AdobeReaderIntegration = Y

統合


64ビット

有効

AdobeReaderIntegration = YまたはN

非統合

64ビット

無効

AdobeReaderIntegration = YまたはN

非統合


  • Adobe Standard/Pro DC
  • Adobe Standard/Pro 2020

32ビット

有効

AdobeIntegrated = YまたはN

非統合

32ビット

無効

AdobeIntegrated = Y

統合

32ビット

無効

AdobeIntegrated = N

非統合


64ビット

有効

AdobeIntegrated = YまたはN

非統合

64ビット

無効

AdobeIntegrated = Y

統合

64ビット

無効

AdobeIntegrated = N

非統合

よくある質問

  • 32ビットのAdobe Acrobat DC Readerは、64ビットのAdobe Acrobat Standard/Pro DCにインストールできますか?
    32ビットのAdobe Acrobat DC Readerを、64ビットのAdobe Acrobat Standard/Pro DCにインストールすることはできません。


  • 64ビットのAdobe Acrobatアプリケーションを、32ビットのMicrosoft Officeや「 iManage Work Desktop for Windows 」で使用することはできますか?
    64ビットの Microsoft Windows コンピューターを使用していれば、64ビットのAdobe Acrobatアプリケーションを32ビットのMicrosoft Officeおよび「 iManage Work Desktop for Windows 」で使用することは可能です。しかし、32ビットのMicrosoft Officeと「 iManage Work Desktop for Windows 」はパフォーマンスの限界があることが知られているため、使用しないことを強くお勧めします。64ビットのAdobe Acrobatアプリケーションと64ビットのMicrosoft Officeおよび「 iManage Work Desktop for Windows 」を使用することをお勧めします。