iManage Driveは、Microsoft Windowsプラットフォーム用のiManage Workクライアントアプリケーションです。iManage Workからワークスペースを選択し、ローカルドライブに同期し、これらのワークスペース内のファイルをコンピュータ内で利用できるようにすることで、インターネットに接続していなくても、いつでもどこからでもアクセスできるようになります。同期機能により、これらのローカルファイルとiManage Work間で、それぞれの変更が互いに反映されるようになります。iManage Driveがユーザーに提供している機能やメリットを以下にご紹介します。

  • オンラインでもオフラインでもシームレスな経験:「最初のワークスペースとローカル ドライブの同期時に、これらのワークスペースのメタデータと、その中のフォルダとファイルがローカルで同期されます。事前にファイルをダウンロードしておけば、オンライン、オフラインに関わりなく、いつでも編集できるようになります。ファイルの作業をローカルで行う、またはiManage WorkのWebクライアントで行うかをシームレスに切り替えることができます。例えば、ファイルの作業中に、社内の複雑なフォルダ構造から、iManage Workで高度な検索を実行する場合を考えてみましょう。iManage Work との統合は、以下のことを確実にします。

    • Mac内のファイルへの変更はすべて自動的にアップロードされ、iManage Workに同期されます。
    • iManage Workのファイルへのすべての変更は、Mac内のファイルにも同期されます。

    図:ローカルドライブからiManage Workのファイルへのアクセス

    NOTE:

    最初の同期は、単にファイルのスタブ、つまりローカルマシンで利用可能なメタデータ情報を作成します。オフラインでも利用できるように、個別にファイルをダウンロードする必要があります。右クリックメニューのダウンロード(常にこのデバイスに保存)オプションを使用すると、個々のファイルをオフラインにしたり、コンテナ(フォルダまたはワークスペース)全体をダウンロードしてオフラインでアクセスすることが可能になります。

  • すべてのローカルチェックアウトを追跡する:すべてのローカルチェックアウトが追跡され、編集後にファイルを閉じると自動的にチェックインされます。オフライン時に保存したファイルは、再度オンラインになった時にiManage Workにその変更がチェックインされます。iManage Driveの今すぐ同期(Sync now )オプションを使用して、いつでも手動で変更を同期することができます。
  • iManage Work との深い統合:iManage Workとの豊富な統合により、ファイルの右クリックメニューのiManage Workをプレビュー(Preview in iManage Work)オプションを使用して、iManage Work Webから任意のファイルを開くことができます。また、iManage DriveのiManage Workブラウザを開く(Open iManage Work Browser)オプションを使用して、アプリケーションで追加したiManage Work serverに接続することもできます。iManage Work との深い統合は、以下のことを確実にします。
    • ローカルドライブ内のファイルへの変更はすべて自動的にアップロードされ、iManage Workに同期されます。
    • iManage Workのファイルへのすべての変更は、ローカルドライブ内のファイルにも同期されます。

  • 非統合アプリケーションのサポート:iManage Workに保存された統合されていないファイルは、ローカルドライブからネイティブアプリケーションで開くことができ、これらのファイルに加えられた変更は iManage Workにチェックバックされます。非統合アプリケーションから iManageフォルダにコピーした新規ファイルは、同期が発生するとiManage Workにアップロードされます。

    NOTE:

    アプリケーションがiManageに統合されると、iManage Workの機能にアクセスするためのコントロールが、アプリケーションのユーザーインターフェースに追加されます。例えば、アプリケーションメニューからiManage Workで開くまたはiManage Workに保存するのオプションを選択すると、アプリケーション内からiManage Workでファイルを開いたり、iManage Workに保存したりすることができます。iManageの統合は、Microsoftアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、MS Project、Outlook、Visio)、Adobe Acrobat Pro、Adobe Acrobat DC ProおよびStandardで利用可能です。

    iManage Workに保存されている他のすべてのアプリケーションからのファイルの編集は、非統合モードのネイティブアプリケーションを使用することでサポートされます。

    また、iManage Driveにより、マップ済みのドライブ内のファイルをzipで圧縮して、iManage Workのコンテンツをウェブにアップロードすることもできます(たとえば、政府または金融ウェブサイト)。マップ済みドライブにダウンロードされていないファイルは、zipファイルに追加すると自動的にダウンロードされます。同様に、ウェブからマップ済みフォルダに直接ファイルをダウンロードすることにも対応しており、手動または自動で同期が行われると、これらのファイルは自動的にiManage Workの対応するフォルダに追加されます。

  • 遠隔地従業員の生産性向上:頻繁に旅行に出かける場合、またはインターネット接続が悪い、または利用できない場所で仕事をしている場合は、事前にiManageファイルをローカルドライブにダウンロードすることで、必要なときにいつでも作業を続けることができます。オンラインになるとiManage Work に自動で同期されるので、変更をアップロードし続ける必要はありません。
  • ディスクスペースをより柔軟に利用する:ファイルのメタデータのみがiManage Driveによってローカルドライブに取り込まれるので、すべてのワークスペース、フォルダ、ファイルをダウンロードせずに閲覧することができます。ディスク容量を気にする必要がありません。ファイルを編集したいときやオフラインでアクセスしたいときには、実際のファイルをダウンロードする必要があります。
  • 安全で信頼性の高い暗号化:iManage Drive内の各ファイルは、Advanced Encryption Standard (AES)を使用して個別に暗号化されます。ローカルに保存済みの個別に暗号化された何千ものファイルを管理することが可能で、データベースさえもローカルに暗号化されます。