アプリケーション

アプリケーション(iManage v2 APIでは アプリ とも呼ばれます)とは、iManage WorkのデータにアクセスするためにiManage Workに統合されるソフトウェアパッケージ、またはiManage Workクライアントアプリケーションの機能を拡張するソフトウェアパッケージのことです。

これらのアプリケーションはiManageまたはサードパーティベンダーによって開発されます。たとえば、ドキュメントを比較するためにアプリケーションを使用する会社があるとします。 そのアプリケーションは、ドキュメントを比較するためにコンテキストメニューをドキュメントに追加することで、iManage Work機能を拡張できます。 社内に開発要員がいる場合は、社内開発要員が組織向けのアプリケーションを開発することもできます。 たとえば、イントラネットがあり、イントラネット内でユーザーの最近のドキュメントを表示したい場合は、開発要員がiManage Workのコンテンツにアクセスするアプリケーションを作成できます。

iManage Work 10.2以降では、iManage Workに統合されるアプリケーションまたはiManage Workの機能を拡張するアプリケーション用に、OAuth 2.0認可フレームワークがサポートされます。以下は、OAuth 2.0の利点の一部です:

  • 認可のためのオープン標準で、だれでも実装できます。

  • ユーザーの資格情報を保護しながら、認可およびiManage Workへのアクセスを簡素化します。

  • iManage Workとほかのアプリケーションとの間の情報共有を標準化および保護します。

  • HTTPS上で動作し、ユーザー資格情報ではなくアクセストークンを使用することでアプリケーションを認可します。 クライアントアプリケーションはこのトークンを取得してから、ユーザーの代わりに接続要求を行います。

iManage Workに対してカスタム開発するには、APIがクライアントアプリケーションとして登録されている必要があります。開発者は、iManageで認識されているこれらの登録済みクライアントアプリケーションを介してのみカスタマイズを追加できます。これは、Facebook APIを使用する場合と似ています。Facebook APIをアプリケーション内で呼び出す場合、Facebookはアプリケーションを認可済みクライアントとして識別する必要があります。そのため、アプリケーションはFacebook上で登録済みクライアントである必要があります。同様に、iManage内でも、iManage Control Centerのアプリケーション機能を使用して、これらのアプリケーションが管理者によってiManage Workに登録およびアップロードされている必要があります。iManage Workに接続するアプリケーションは、OAuth 2.0認可フレームワークを使用して認可されている必要があります。 iManage Workに接続しないアプリケーションは、認可は必要ありません。 たとえば、 案件ID、案件名、custom1、およびcustom2 などの案件プロパティをiManage Workから読み取って、アプリケーション内で それらを表示したり使用したり するアプリケーションです 。アプリケーションは、コンテキストメニューから呼び出されると、認証プロセスを完了することなくアプリケーションコンテキストからそれらのプロパティにアクセスできます 。 このアプリケーションは、iManage Workのデータにアクセスするだけでよく、認証は必要ありません。

注:

アプリケーションを登録および保守する管理者は、OAuth 2.0認可フレームワークの基本的な知識を持っていることが前提となります。iManage Work認証を必要とするアプリケーションを構築する開発者は、OAuth 2.0認証に関する詳細な知識が必要です。

この機能を使用して、以下のタイプのアプリケーションを管理できます:

  • iManageアプリケーション:これらのアプリケーションはiManage Workクライアントアプリケーションで利用可能です。 たとえば、iManage Work Desktop for Windows、 iManage Work Email Management for Gmail、iManage Work Desktop for Mac、Mobility for iOSなどです。

  • サードパーティアプリケーション:サードパーティベンダーから入手可能なアプリケーションは、以下の2つのタイプです:

    • iManage Workとやり取りするスタンドアロンアプリケーション。APIを介して情報にアクセスするだけで、そのUIは変更しないもの。たとえば、ユーザーの動作を理解するために、iManage Work内のドキュメントの監査レコードを追跡および分析するアプリケーションです。

    • 以下のアプリケーション内でコンテキストメニューまたは新しいパネルを提供することで、iManage機能を拡張してUIを変更するアプリケーション:

      • iManage Work

      • iManage Work Desktop for Windows

      • iManage Control Center

これらのアプリケーションを特定のユーザーのみが利用できるように、セキュリティ設定を定義することもできます。

注:

  • この 機能を使用できるのはNRTADMINユーザーです。

  • アプリケーションを保存するために、iManage Work上にWebDB(ウェブデータベースまたは構成ライブラリとも呼ばれます)が構成されている必要があります。

  • アプリケーションのアップロード中に、iManage Control CenterによってDOCクラスを使用するドキュメントプロファイルが生成されます。DOCクラスがiManage Work内に定義されていない場合は、アプリケーションのアップロードが失敗します。

アプリケーションでは以下のことができます:

  • アプリケーションをオンプレミスにアップロードする:

    • パッケージをアップロード機能を使って、 パートナー/ベンダーから提供されたアプリケーションパッケージをアップロードする。

    • 手動で構成機能を使ってアプリケーション設定を手動で構成する。

  • アプリケーションを追加機能を使ってアプリケーションをオンプレミスにアップロードする。

  • 有効/無効オプションを使ってアプリケーションステータスを有効化または無効化する。

  • セキュリティオプションを使ってアプリケーションのセキュリティ詳細を編集する。

  • 編集オプションを使ってアプリケーションの構成詳細を編集する。

  • 削除オプションを使って外部アプリケーション/拡張を削除する。

  • 表示オプションを使ってアプリケーションの詳細を表示する。

  • UI overview(UI概要)セクション内の汎用表オプションを表示する。

アプリケーションステータスを有効化/無効化する

Single application(単一アプリケーション)

このオプションは以下で利用可能です:

  • リボンバー:アプリケーションを選択するとリボンバーにこのオプションが表示されます。

  • ケバブメニュー:各アプリケーションの隣にあるimages/download/thumbnails/122405363/elipse.png アイコンを選択します。

  • コンテキストメニュー:アプリケーションを右クリックするとこのオプションが表示されます。

上記オプションのいずれかを使用して、それに応じて 有効化または無効を選択します。

Multiple applications(複数アプリケーション)

このオプションは リボンバー にあります。 アプリケーションを選択してから、それに応じて 有効化 または 無効 を選択します。

セキュリティ詳細を編集

このオプションは以下で利用可能です:

  • ケバブメニュー:各アプリケーションの隣にあるimages/download/thumbnails/122405363/elipse.png アイコンを選択します。

  • コンテキストメニュー:アプリケーションを右クリックするとこのオプションが表示されます。

上記オプションのいずれかを使用してセキュリティを選択します。セキュリティを編集ダイアログボックスが表示されます。以下のセキュリティオプションを編集して保存を選択します。

セキュリティオプション

詳細

すべてのユーザー

すべてのユーザーがこのアプリケーションにアクセスできます

カスタム

特定のユーザーがこのアプリケーションにアクセスできます

構成詳細を編集する

このオプションは以下で利用可能です:

  • ケバブメニュー:各アプリケーションの隣にあるimages/download/thumbnails/122405363/elipse.png アイコンを選択します。

  • コンテキストメニュー:アプリケーションを右クリックするとこのオプションが表示されます。

上記オプションのいずれかを使用して 編集 を選択します。 構成を編集 ダイアログボックスが表示されます。以下の構成フィールドが一覧表示されます:

詳細

名前

アプリケーションの名前

詳細

アプリケーションの説明

APIキー

APIキー

APIシークレット

持っている場合は使用できます。生成する場合は自動生成を選択できます。

パブリッシャ

iManage LLC

ウェブサイト

ウェブリンク

Eメール

電子メールID

種別

これは、2つのオプションを示すドロップダウンリストです:

  • ウェブ:ウェブ上のアプリケーション

  • ネイティブ:ネイティブアプリケーション

外部アプリケーション/拡張を削除する

Single application(単一アプリケーション)

このオプションは以下で利用可能です:

  • リボンバー:アプリケーションを選択するとリボンバーにこのオプションが表示されます。

  • ケバブメニュー:各アプリケーションの隣にあるimages/download/thumbnails/122405363/elipse.png アイコンを選択します。

  • コンテキストメニュー:アプリケーションを右クリックするとこのオプションが表示されます。

前のオプションの1つを使用して削除を選択します。 削除確認ボックスが表示されます。操作を確認して続行するか中止します。

Multiple applications(複数アプリケーション)

このオプションは リボンバー にあります。 アプリケーションを選択してから、削除 を選択します。 削除確認ボックスが表示されます。操作を確認して続行するか中止します。

注:

エラーが発生した場合は、エラーメッセージが表示されます。CSVでダウンロードオプションを使用してメッセージを表示またはダウンロードできます。

アプリケーション詳細を表示する

このオプションは以下で利用可能です:

  • ケバブメニュー:各アプリケーションの隣にあるimages/download/thumbnails/122405363/elipse.png アイコンを選択します。

  • コンテキストメニュー:アプリケーションを右クリックするとこのオプションが表示されます。

  • クリック可能なリンク:名前 列でアプリケーションを選択します。

上記オプションのいずれかを使用して表示を選択します。<アプリケーション名>ページが表示されます。

注:

  • images/download/thumbnails/122405363/Screen_Shot_2019-02-26_at_12.13.15_PM.png ボタンを使用して、アプリケーションの詳細ページの以下のセクションを編集します:

    • ステータス

    • 構成

    • 認証

    • アクセス

  • アクセスセクションで、iManage Workを介してControl Centerアプリケーションにアクセスできるユーザーを設定します。Control Centerへのアクセス権を持たないユーザーがiManage Workにログインしても、Control Centerに移動するオプションはユーザードロップダウンリストに表示されません。