ドキュメントのデフォルトセキュリティをプライベートに設定しておくことが可能です。これは作成者、オペレーター、NRTADMIN以外のユーザーまたはグループがドキュメントにアクセスできないことを意味します。 ユーザーは、ドラフトモードで作業していて、他のユーザーに自分の初期の作業を見られたくない場合には、ドキュメントを「プライベート」としてマークすることができます。この場合、ドキュメントに対するACLは空になります。オーナーが、一部のユーザーにアクセス権を与える場合もあります。ドキュメントのデフォルトセキュリティは「プライベート」に設定されたままですが、ACLは空ではないため、他のユーザー/グループがアクセスできます。いずれの場合も、オーナーはセキュリティを明示的に管理したいため、デフォルトセキュリティは「プライベート」に設定します。一般的にオーナーは、セキュリティリファイルによってデフォルトセキュリティ設定が変更されることを望みません。

デフォルト設定がプライベートに設定されているドキュメントは以下の通り区分されます。

  • 制限ドキュメント - 制限ドキュメントは、デフォルトセキュリティがプライベートに設定され、ACLが空であるものとして定義されます。 制限ドキュメントは絶対にセキュリティリファイルにより影響を受けません。

  • 保護ドキュメント - 保護ドキュメントは、デフォルトセキュリティがプライベートに設定され、ACLが空でないものとして定義されます。 保護ドキュメントは保護ドキュメント をリファイル設定によりリファイルに影響を受けます。 この設定がいいえに設定されている場合は、保護ドキュメントが飛ばされます。はいに設定されている場合、保護ドキュメントは飛ばされず、リファイルルールに従って処理されます。 保護ドキュメントのリファイルにより、リファイルルールに従ってセキュリティ設定が変更されます。保護ドキュメントのリファイルでは、機密コンテンツが公開される可能性があるため、有効にする前に、組織のセキュリティモデルを確認する必要があります。