暗号化キーのエラーメッセージ

はじめに

デュアルカスタマー管理の暗号化キー(CMEK)プロセスの間に表示される可能性があるエラーメッセージをリストアップしています。

データ入力に関する問題がエラーの原因である場合があります。情報を入力したり確定したりする際にこれが発生します。例えば、情報入力時にキー名の重複や無効なURLの書式が見つかった場合などです。他には、構成または設定に関連するエラーもあります。例えば、顧客が片方または両方のキーストアを取り消したり、キー識別子のスペルが間違っていたりする場合があります。

次のようなエラーメッセージがあります:

iManage Control Center

ナビゲーションペインの設定パネルの中に暗号化キーのメニュー項目が表示されない場合は、キー管理権限が有効なグローバルロールに対象のユーザーが割り当てられていることを確認してください。

キー管理のロール設定を追加または確認するには、iManage Control Centerでロール管理が有効なロールに割り当てられているNRTADMINとしてサインインします:

  1. アクセス > ロールを選択します。

  2. ロールリストでグローバル管理を選択します。

  3. 既存のロールを選択するか、新しいロールを作成します。

  4. 詳細タブで権限編集を選択します。

  5. 選択を行い、キー管理を有効化します。

  6. 保存を選択します。

  7. ユーザータブで必要なユーザーを選択し、さらにユーザーへの割り当てを選択します。

  8. 保存を選択します。

ユーザーが次回サインインする際、この権限が付与されています。

「キーを追加」ダイアログボックス

これらは、「暗号化キーの追加」ダイアログボックスに関連するエラーメッセージです。

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必須フィールドが欠落しています

必須フィールド(アスタリスクを表示)に値を入力する必要があります。これは、修正が必要なフィールドを示すメッセージです。

キー名が最大の長さを超過しています

指定したキー名が長過ぎます。最大の長さ以下になるよう、名前を修正してください。

キー名はキーの分かりやすい名前です。キーのリストにこの名前が存在します。

最低の長さ:1

最大の長さ:255

スペースの使用:はい

ユニコード使用可:はい

特殊文字の使用:はい

キー識別子のURLの書式が無効です

キー識別子はAzure Key VaultのURLです。

入力した値は、有効なURLの書式ではありません。URLを確認して入力し直してください。相対URLではなく、URLにスラッシュ(/)だけが含まれていることを確認してください。「https://」、ドメイン名が含まれていなければならず、スペースは使用できません。

このURLは値を作成する際にAzureから提供されたものです。正確さを保つために、コピーするかメモに残してください。

書式の例:https://ajubalaw.vault.azure.net/keys/ajubalaw-1/da93550d9b344d04a212dd06b7e7f4dc

キーホルダーの情報が重複

他のキーホルダーの情報と重複しているものがあります。クライアントシークレット、アプリケーション(クライアント)ID、キー識別子が他のキーホルダーの値と異なることを確認します。

キー識別子が同じです。各キーは別々のAzure Key Vaultに保管されなくてはなりません。各キー識別子の値IDが他のキーホルダーの値と異なることを確認します。

アプリ(クライアント)IDが同じです。各キーは別々のAzure Key Vaultに保管されなくてはなりません。各アプリケーション(クライアント)IDの値が他のキーホルダーの値と異なることを確認します。

キー識別子およびアプリIDが同じです。各キーは別々のAzure Key Vaultに保管されなくてはなりません。各キー識別子およびアプリケーション(クライアント)IDが他のキーホルダーの値と異なることを確認します。

十分でないKey Vaultが登録、有効化されました

お客様が提供した暗号化キーを確認するうえで、十分なAzure Key VaultがiManage Workシステムに登録されていません。

Key Vaultをペアで登録する必要があり、お客様が提供した同じ暗号化キーのコピーが各ペアに含まれていなければなりません。複数のペアのKey Vaultを登録できます。登録を行うことで、iManage Workシステムが安全に各ストアにアクセスできるようになります。

このエラーが発生するケースはいくつかあります。条件および提案内容を確認し、修正を行ってください。

  1. Key Vaultが追加されていません。まだKey Vaultが登録されていません。 iManage Support に連絡して2つのAzure Key VaultのURLをお伝え下さい。

  2. 追加・有効化されたKey Vaultが1つしかありません。Key Vaultは2つ必要ですが、追加・有効化されたKey Vaultが1つしかありません。 iManage Support に連絡し、既存のAzure Key Vaultに対応するもう1つのAzure Key VaultのURLをお伝え下さい。

  3. いくつかのKey Vaultが追加されていますが、どれも無効化されています。Key Vaultが追加されていますが、少なくとも1つ、多くて全部が無効化されています。 iManage Support に連絡し、有効化するAzure Key Vaultを指定してください。

Key Vaultが登録されていません

指定したAzure Vaultが登録・有効化されていません。

指定したAzure Key VaultのDNS名を iManage support にお伝え下さい。

Vault内で参照されているキーが異なります

Key Vault 1およびKey Vault 2の各キーが互いにマッチしません。

2つのVaultのキーが互いにマッチしません。各Key Vaultをチェックし、お客様が提供した同じ暗号化キーのコピーが含まれていることを確認してください。iManage Supportに連絡する必要はありません。

無効なマスターキーアドレスがキーに含まれています

指定したキーホルダーのキー識別子が無効かアクセスできません。

キー識別子を確認してやり直してください。

アプリケーションのクライアントIDまたはシークレットを検証できませんでした

指定したキーホルダーのアプリケーション(クライアント)IDおよびクライアントシークレットの組み合わせが不正です。

両方の値を確認してからやり直してください。

キー名が重複しています

入力したキー名が他のキー名と重複しています。

他のどのキー名とも異なるキー名を入力してください。

取り消し済みのキー

指定したキーは取り消されています。

これを意図していない場合は、取り消された原因を確認してください。取り消されたキーが1つであれば、継続して暗号化・復号化を正常に行えます。しかし、リスクを最小化するために、両方のキーの状態を正常に保つ必要があります。両方のキーが取り消された、または利用できない場合、暗号化・復号化が行われません。

予期しないエラー

詳細不明のエラーが発生しました。

無効なKey Vaultの権限、無効化されたキーや失効したキーなど、Azure Vaultが正しく設定されていない場合にこのエラーが発生することがあります。各値を確認してからやり直してください。

「キーを編集」ダイアログ

キー名が不足しています。

キー名が含まれていません。

キー名を入力してください。

キー名が最大の長さを超過しています

入力したキー名が長過ぎます。

最大の長さ以下になるよう、名前を修正してください。

キー名はキーの分かりやすい名前です。キーのリストにこの名前が存在します。

最低の長さ:1

最大の長さ:255

スペースの使用:はい

ユニコード使用可:はい

特殊文字の使用:はい

キー名が重複しています

入力したキー名が他のキー名と重複しています。

他のどのキー名とも異なるキー名を入力してください。

予期しないエラー

詳細不明のエラーが発生しました。

無効なKey Vaultの権限、無効化されたキーや失効したキーなど、Azure Vaultが正しく設定されていない場合にこのエラーが発生することがあります。各値を確認してからやり直してください。

「キーをアクティブ化」ダイアログ

選択が必要

このキーをアクティブ化しようとした際、ライブラリを選択しませんでした。

少なくとも1つのライブラリを選択します。同じアクティブキーが以前に付与されたことがあるため、すでにいくつかのライブラリが選択されている場合があります。複数のライブラリで同じキーを使用できます。

利用できるすべてのライブラリに対してキーがアクティブ化されています

指定したキーは、利用できるすべてのライブラリに対してすでにアクティブ化されています。

次の時にこの状態が発生します:

利用できるすべてのライブラリに対してすでにアクティブ化されているキーをアクティブ化しようとした際。これを意図していなかった場合、別のキーを使用して再試行してください。

2人のiManage Workシステム管理者が同時に同じキーをアクティブ化しようとした際。iManage Control Centerページを更新し、キーの状態を確認してからやり直してください。

状態不良のキー

指定したキーはアクティブ化できません。

状態不良のキーをアクティブ化しようとしています。予期せずにキーの状態が変わった場合、あるいはアクティブ化しようとしてからキーが取り消された場合は、キーをアクティブ化できません。

すでにアクティブなキーをアクティブ化しようとしています

指定したキーは、利用できるすべてのライブラリに対してすでにアクティブ化されています。

次の時にこの状態が発生します:

選択したライブラリに対してすでにアクティブ化されているキーをアクティブ化しようとした際。これを意図していなかった場合、別のキーを使用して再試行してください。

2人のiManage Workシステム管理者が同時に同じキーをアクティブ化しようとした際。iManage Control Centerページを更新し、キーの状態を確認してからやり直してください。

キーを利用できません

指定したキーを利用できません。

詳細不明のエラーが発生しました。次のような原因が考えられます:

Azure Key Vaultを利用できません。Azure Vaultが正常に動作しており、正しく設定されていることを確認してください。

キー識別子が無効です。Azure Vault内のキー識別子を確認してからやり直してください。

Azure Vault内の権限が間違っています。Azure Vault内の権限を確認してからやり直してください。

状態不良のソースマスターキー

最近、取り消し、利用不可、またはミスマッチ状態に変わったソースマスターキーを指定しました。

既存のソースkeysourceを交換できません。キーは次のいずれかの状態です:

  • 両方のキーストアが取り消されている、および/または現在利用不可である、または

  • 2つのソースキーストアに、互いにマッチしないキーが含まれている(ミスマッチ状態とも呼ばれます)。

ソースキーの状態を確認してからやり直してください。ソースキーがミスマッチ状態ではなく、かつ1つ以上のキーストアの状態が正常でなければ、交換を完了できません。

取り消し済みのキーとは、キーストアオーナーが明示的にキーストアの状態を変更し、読み込めなくなっているキーのことです。

利用不可のキーとは、読み込めないキーストアのことです。ネットワークアクセスの欠如やキーストアの設定が原因でこれが発生する場合があります。

2つのキーストアのキーがマッチしない時、キーがミスマッチ状態になります。

状態不良の宛先マスターキー

最近、取り消し、利用不可、またはミスマッチ状態に変わった宛先マスターキーを指定しました。

既存の宛先キーを使用してアクティブキーを置き換えることはできません。宛先キーは次のいずれかの状態です:

  • キーストアが1つ以上取り消されているか現在利用不可である、または

  • 2つの宛先キーストアに、互いにマッチしないキーが含まれている(ミスマッチのキーとも呼ばれます)。

宛先キーの状態を確認してからやり直してください。宛先キーがミスマッチ状態ではなく、かつ両方のキーストアの状態が正常でなければ、交換を完了できません。

取り消し済みのキーとは、キーストアオーナーが明示的にキーストアの状態を変更し、読み込めなくなっているキーのことです。

利用不可のキーとは、読み込めないキーストアのことです。ネットワークアクセスの欠如やキーストアの設定が原因でこれが発生する場合があります。

2つのキーストアのキーがマッチしない時、キーがミスマッチ状態になります。

予期しないエラー

詳細不明のエラーが発生しました。

最後の操作をやり直してください。それでも問題が解決しない場合は、iManage Workシステム管理者に連絡してください。

キーの詳細ページ

キーを利用できません

指定したキーを利用できません。

ネットワークの問題(Azure Key Vaultにアクセスできないなど)や、Azure Key Vaultの設定ミスが原因でこのエラーが発生する場合があります。Azure Vaultが正常に動作しており、正しく設定されていることを確認してください。

キーが取り消されています

指定したキーは取り消されています。

顧客が取り消したキーを指定しました。これを意図していない場合は、取り消された原因を確認してください。

取り消されたキーが1つであれば、継続して暗号化・復号化を行えます。しかし、リスクを最小化するために、両方のキーの状態を正常に保つ必要があります。両方のキーが取り消された、または利用できない場合、暗号化・復号化が行われません。

ミスマッチのキーです

Key Vault 1およびKey Vault 2の各キーが互いにマッチしません。

2つのVaultのキーが互いにマッチしません。各Key Vaultをチェックし、お客様が提供した同じ暗号化キーのコピーが含まれていることを確認してください。iManage Supportに連絡する必要はありません。

マスター暗号化キーページ

状態不良のキー

1つ以上のキーが無効か警告が出ています。

関連するエラーまたは警告を伴うマスター暗号化キーがこのページにリストアップされています。

リストを確認し、各問題を解決してから続行してください。詳細については、このページの各エラーメッセージを参照してください。